相場六十四卦注釈
by kingsarmonj

占いは朝廷・貴族階級を中心に盛んに行われ、その結果を絹布に記録集積し、当たり外れが検討された。
1500年間に当たるもののみを集め、周易の原型が完成すると、知識階級にも普及し、注釈や、解釈するための理論が、次第に哲学へと展開。
知識人たちは、秦帝国の厳酷な思想統制の下でも、易書の注釈という形で自己の思想を表明しようとした。

2007年12月29日土曜日
変易と不易

複雑な変化の中に、簡易な法則の作用を見出すのである。
矛盾の中に統一があり、複雑の中に調和がある。
易ではないけれども、今から2000年ほど前、1人の人間が、同じようなことを口に出した。
そして、その真実が、何世紀もの間を通じて鳴り響いてきたのである。

*************

一世代が去り次の世代がくる。
しかし、地球は永遠に留まっている。
太陽はまた昇り、そして沈み、昇ってきたところへ急ぐ。
風は南に吹き、回り回って北にも吹く。
風はぐるぐる回り続け、そして再びその巡回路に沿って戻ってくる。
すべての川は海に流れこむ。
まだ海はあふれてはいない。
川は川がやってきた流れに再び戻る。
存在してきたものは、これからも存在するもの。
なされるものは、将来もなされるもの。
太陽の下では何も新しいものはない。

*************

この深遠な思想から自然に引き出せる結論は、 人間性というものは、変わることなくそのパターンも変わらないということである。
kingsarmonj
2007年12月27日木曜日
12/28 日中:火雷ぜいこう

21火雷ぜいこう 38火沢けいに之く。 (2007/12/27 23:16)
上、7本 艮の陽
五、3本 離の陰
四、4本 震の陽
三、3本 離の陰
二、8本 坤の陰○
初、4本 震の陽
ぜいこうは、急騰急落の卦である。
上がりそうな象だが、意外に過去、11/9も下げている。
半日立会いのため、後場もあれば、上げていたのかもしれない。
之卦は、上がる傾き。
来年の相場は、来年、占う予定。
・ギャンの年運、末尾”8”の年。
・戊子の年。
宇宙、森羅万象は、一瞬も変化しないものはない。
無限無窮の変化錯綜の中に、なお変化しないところの一定の法則を見出すことができる。
日月の運行、四季の周期。太陽黒点周期。
一定不変、万古に渡って違わない。
花そのものは異なるけれども、来年もまた、美しい花が咲き、
個人は違っても、父子、夫婦、兄、弟の形態は変わらない。
複雑な変化の中に、簡易な法則の作用を見出すのである。
矛盾の中に統一があり、複雑の中に調和がある。
これは、「易」という一字の義によって示される。
kingsarmonj
2007年12月26日水曜日
12/27 日中:水風井

48水風井 57巽為風に之く。 (2007/12/26 23:53)
上、8本 坤の陰○
五、7本 艮の陽
四、3本 離の陰
三、4本 震の陽
二、7本 艮の陽
初、5本 巽の陰

最近は、相場六十四卦中筮易占ツールで占っている。
http://kingsarmonj.googlepages.com/gadget.html
中筮法の爻卦の見れるソフトが意外にないので、自力で作成した。
筮竹、算木を使う場合と同じ。
筮竹を2つに分ける時に、無意識の作為が働いたり、
数え間違えたり、卦を間違えたりといったミスも減る。
占った結果や時間をすぐに記録できるなどもメリット。
kingsarmonj

12/26 日中:天雷无妄

25天雷无妄 40雷水解に之く。
上、1本 乾の陽○
五、1本 乾の陽○
四、7本 艮の陽
三、3本 離の陰
二、8本 坤の陰○
初、1本 乾の陽○
想定どおりの動き。
変爻が多い。乾が多く、貴(たか)い。
強さは、ストキャが物語っている。
kingsarmonj
2007年12月25日火曜日
12/25の日経平均(日中):38火沢けい

12/25の日経平均38火沢けい。

上、6本 坎の陽
五、5本 巽の陰
四、4本 震の陽
三、2本 兌の陰
二、6本 坎の陽
初、6本 坎の陽

火沢けいは、過去、好調なケースが多い。沢の後に火の動き。

火兌けいハ、髙シ髙キ卦ナリ兌水ハ下リ離火ハ上ガッテ引キハナルノ卦ナレドモ筮シテ試ムルニ兌沢ハ止ッテ動カズ離火ハハナレ。ソムキテ上リ進ムノ象ニシテ大ニ髙キモノナリ
kingsarmonj
2007年12月21日金曜日
12/21 日中:天風こう てんぷうこう

得卦: 44天風こう てんぷうこう 、変卦: 10天沢履 てんたくり へ之(ゆ)く。
上、その数4本: 震(雷)を配した陽
五、その数6本: 坎(水)を配した陽
四、その数4本: 震(雷)を配した陽
三、その数1本: 乾(天)を配した陽○
二、その数4本: 震(雷)を配した陽
初、その数8本: 坤(地)を配した陰○


天風こうは、上がる場合も下がる場合もある卦。
波乱の後に意想外な高値を生じることもある。
初六が坤を配している。
爻卦を見るなら、坤で下がって、震で反発、乾から下がって震、反発、坎で下がって、震、反発。
之く、天沢履は上がる傾き。
彖に曰く、こうは、遇うなり。柔、剛に遇うなり。
kingsarmonj

12/20 日中:水火既済

63水火既済 すいかきせい 、変卦: 17沢雷随 たくらいずい へ之(ゆ)く。

上、その数3本: 離(火)を配した陰
五、その数4本: 震(雷)を配した陽
四、その数8本: 坤(地)を配した陰○
三、その数1本: 乾(天)を配した陽○
二、その数2本: 兌(沢)を配した陰
初、その数4本: 震(雷)を配した陽

既済は、まず上がろうとしたが、沢雷随の沢に抑えられ上がること能わず。
異常な上げ渋りであった。

以前、既済は、上がったのだが、これは、「二位に火などを配せば上がるなり。」
によるものと思われる。今回は、兌(沢)を配していた。
kingsarmonj
2007年12月20日木曜日
12/19 日中:離為火 りいか

12/19得卦: 30離為火 りいか 、変卦: 22山火賁 さんかひ へ之(ゆ)く。
上、その数7本: 艮(山)を配した陽
五、その数5本: 巽(風)を配した陰
四、その数1本: 乾(天)を配した陽○
三、その数4本: 震(雷)を配した陽
二、その数5本: 巽(風)を配した陰
初、その数6本: 坎(水)を配した陽

過去、離為火は好調なケースが多い卦だが、今回は下げた。
主爻の二・五に巽(風)を配した場合は下がる場合がある。
略筮法よりも、中筮法のほうが、爻卦がみれる点で利がある。

ただ、前日高値の上に高値はなかったものの、安値は更新せず。
6連続下げであり、直近波動が5波動を形成していることから、
次の波動が、予感させられる。

12/14 日中:震為雷 しんいらいを以って、売買していいか占ったが、
このときは、地雷復(ちらいふく)七日にして来復す。の辞を見て、見合わせた。
おそらく、7日後の12/25に、12/14の水準に来復するのではないかと想定している。

そして、今週、週間の卦の動きにも注目している。
kingsarmonj
2007年12月18日火曜日
12/18 日中:04山水蒙 さんすいもう

得卦: 04山水蒙 さんすいもう 、変卦: 64火水未済 かすいびせい へ之(ゆ)く。
上、その数7本: 艮(山)を配した陽
五、その数2本: 兌(沢)を配した陰
四、その数8本: 坤(地)を配した陰○
三、その数2本: 兌(沢)を配した陰
二、その数4本: 震(雷)を配した陽
初、その数5本: 巽(風)を配した陰

蒙は、山下に険あり。険にして止まるは、蒙なり。
まず、前場は、内卦の水で安い。
が、しかし、主爻の二が、 震を配しているので、すでに安ければ反発の意あり。
そして後場、山は高い。上げ一方ではなく、前日値にて保合い、
小幅安で、5日連安とした。
繋辞上伝には、三五にして変ずとある。

この日の相場は、12/16 23:00に占っている。
そして12/17、夕場にも占っているが、同じ、卦が示された。
このときは、不変爻。
何度占っても同じという意味なのか、あるいは、

初筮は告ぐ。再三すればけがれる。けがるればすなわち告げず。

の辞を見るべきなのかは、わからない。
やはり、二度占うと良く出る卦である。
kingsarmonj
2007年12月17日月曜日
12/17 日中:雷地予 らいちよ

得卦: 16雷地予 らいちよ 、変卦: 24地雷復 ちらいふく へ之(ゆ)く。
上、その数2本: 兌(沢)を配した陰
五、その数2本: 兌(沢)を配した陰
四、その数1本: 乾(天)を配した陽○
三、その数5本: 巽(風)を配した陰
二、その数2本: 兌(沢)を配した陰
初、その数8本: 坤(地)を配した陰○

雷が地下より地上に発出する卦にして高く上るの象なり。
主爻の九四に震を配し他に巽離の多いときにその意味が強い。
しかし、この卦は易位する卦である。
易位とは、雷地予の雷と地が逆転すること。
このとき、地雷復となって下ると見ることもある。
今回、たまたま変卦と易位する卦が同じとなっている。
しかし、地雷復はまた、地雷復にゆくまでは下がるが、底値となって是より上がる卦でもある。

12/11終16044 - 0.618 × (12/11終16044 - 11/21終14837) = 15298
12/17終15249.79(795安)
kingsarmonj
2007年12月15日土曜日
12月SQ週高下割出法

2007年12月SQ週、週間は、沢風大過(たくふうたいか) を得ている。
また、その前の週は、天火同人(てんかどうじん) の卦を得ている。
日中を占って、未だ得たことのない卦のため、ここに記録しておきたい。

また、真勢流髙下割出法というのがあり、12月SQ週の動きを、この言葉に当てはめて解釈したい。
大正時代に書かれたと思われる解説メモの文を使いながら、実際の卦の解釈は、現実のSQ週の得卦に置換えている。
また、以下の解釈図を作成した。
一年間月割相場髙下割出法

先一年間の大勢を占断の易卦を起し、次に一月二月三月と十二ヶ月の各月々の相場の髙下を同様に卦を起こし占断して先に得たる1ヶ年間の大勢と考え合せて判断するのである。

一ヶ月間日割髙下割出法

先一ヶ月間の大勢を占ひ卦を得、次に一ヶ月間各月日髙下を一々占得卦を起し一ヶ月間の大勢と各日々と髙下とを照合して割出すのである。之の一ヶ月間日割を例挙するは煩雑なれば此には一週間日割髙下法を説明し之と準じて適用すれば一ヶ月間割出法自ら會得すること出来ると思う。

一週間日割髙下割出法

先一週間の髙下大勢を占得し、次の一週間各日髙下を占得して双方を照合して割出すのである。

例えば一週間の大勢を占得て、沢風大過の卦を得、月曜は風山漸、火曜は山地剥、水曜は沢地萃、木曜は坎為水、金曜は震為雷、の卦を得たとすれば、一週間の大勢と各日髙下とを照合せて判断するのである。
即大勢沢風大過は風沢共に下がるの卦なれど、陽がおおいに陰に過ぐるの卦なれば、時によって大いに高きことあり、上がりも下がりも共に大なる意ありを以て波乱含みと判断し、之を各日に割當れば、月曜風山漸は、行き進む卦なので、漸次に上伸するが、更に一段の高値を見ることなく、保合い気味の浮動とし、火曜山地剥は下がる義あれど相場はその義をとらず、地上に山ある故に案外高値を持続するとし、水曜沢地萃は、弱含みの保合い、木曜坎為水より下がると判定するのである。

而して卦の勢いの強弱より考えて、月曜より火曜へ掛けてが最も髙く、木曜、金曜日が最も安いと判断するのである。

茲に次手に述ぶるが、其日だけの相場の髙下を判断するには其日一日の髙下に付て卦を立て其得卦に因て一日中の髙下を判断するのである。

例えば金曜日に震為雷の卦を得たとすれば、上伸、抑止、下落、反発の大勢をみて、内卦の前場、外卦の後場ともに保合うと判断するのである。

また、得卦震為雷、変卦坤為地之くとし、主爻が乾(天)を配しているならば、先ず高いといえども、いずれかといえば売有利と観、震為雷の変卦坤為地への大勢の傾きを察す可きである。

又坤為地の卦を得たときは、坤為地の卦は目先弱持合ひて後下放れ其後好調に轉(てん)ずる意味の卦であるから、寄附弱持合ひて前場に一時下放れ、後場又は引際に引返し好調を示すと判断するのである。
kingsarmonj

12月SQ16500の可非

2007/12/ 6に、12月SQ16500の可非を占い
風沢中孚(ふうたくちゅうふ) の卦を得ている。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=1998407&tid=ffc7pjbf6q3t2a&sid=1998407&mid=1800163

11月のSQも占い、同じ卦を得ており至誠天に通ずと思った。

SQ16500を占得して、風沢中孚(ふうたくちゅうふ) の卦が出たならば、
其の月のSQが16500なること能わず。
15500近くとなる可し。

11月は、(上陽)鶏が天に昇るようなもので、分不相応。 SQ15684.40
12月は、(初九)あらぬ野心を抱けば、安息は得られず。 SQ15513.61
kingsarmonj

12/14 日中:震為雷 しんいらい

得卦: 51震為雷 しんいらい 、変卦: 02坤為地 こんいち へ之(ゆ)く。
上、その数5本: 巽(風)を配した陰
五、その数2本: 兌(沢)を配した陰
四、その数1本: 乾(天)を配した陽○
三、その数2本: 兌(沢)を配した陰
二、その数2本: 兌(沢)を配した陰
初、その数1本: 乾(天)を配した陽○

震は動くが、下げからの反発といった動きかた。
これが重なるのだから、上伸、抑止、下落、反発というふうに高下する。

大勢は、将ニ上ラントスが、やはり主爻の初九、八卦の主爻の四九に配する爻卦を見たほうがいい。
今回、ともに乾(天)を配しているのだから、このときは、売りに利ありとする。
そして、ニ、三の兌(沢)で買い、再び四の乾(天)で売り、五の兌(沢)で買い、
上の風では、将に下がらんとするため、売る。

天、山は高いが売り有利、沢、地は安いが買い有利、
火は上がり、水は下がるが、油断ナラズである。
震は下から将に上らんとし、風は上から下がらんとする。

そして変卦の方向を考慮に入れるならば、震為雷の大勢の動きに加え、
51震為雷 しんいらい → 変卦: 02坤為地 こんいち の大勢の傾きを察しなければならない。

(メモ)
主爻:卦における代表的な爻。大勢の動きに対する小勢の動きが、陽であっても坎(水)を配する(下落)か、陰であっても離(火)を配する(上昇)か等を察する場合に見る。
●小成八卦の主爻は以下のとおり。
  ・乾坤坎離の四卦は中爻(三画のうちの真中の爻)、
  ・震巽は、下爻、艮兌は、上爻を主爻という。 
●大成六十四卦の主爻は以下のとおり。
  ・六爻のうち徳が善で時も位も得ている爻。
  ・通常五爻。
  ・一陰五陽、一陽五陰の卦は、その一陰、一陽に当たる爻
   一陰五陽(こう・同人・履・小畜・大有・夬)
    (例)天風こうの初六、沢天夬の上六
   一陽五陰(復・師・謙・予・比・剥)
    (例)地雷復の初九、雷地予の九四、山地剥の上九
  ・火雷ぜいこうは九四。山雷頤は上九。
  ・乾為天、坎為水は九五。
  ・坤為地、離為火は六二。
  ・震為雷は初九、巽為風は初六。艮為山は上九。兌為沢は上六。
kingsarmonj
2007年12月13日木曜日
12/13 日中:坎為水 かんいすい

得卦: 29坎為水 かんいすい 、変卦: 02坤為地 こんいち へ之(ゆ)く。
上、その数3本: 離(火)を配した陰
五、その数1本: 乾(天)を配した陽○
四、その数3本: 離(火)を配した陰
三、その数2本: 兌(沢)を配した陰
二、その数1本: 乾(天)を配した陽○
初、その数5本: 巽(風)を配した陰

29坎為水(かんいすい)洪水しきりに至る。
12/13東京地方の天気は、どしゃぶりの雨で始まった。冬の雨、冬の坎為水。
下げ続けて止まらない。300円安から一段安へ。
もみあい、火の上げも一時的で、
大勢持続的な、剛健坎為水下げで、ほぼ安値引けとなった。
険難に険難を重ねた下げを象徴。
主爻に坎(水)を配している場合は、暴落の占と見る場合もあり。
主爻とは、その卦の代表的な爻で、坎の場合は、第二、第五爻。
特に、五爻。
坎為水が上がる場合もあるが、おそらく、震を配している場合だろう。
今回は乾を配しており、変ずれば坤為地となるほどに、下方向に剛健。
陽性、男性的な下げ。
陰中の陽卦であり、もろそうな反面、柔弱ではない剛強さが、
水であり、冬であり、坎為水 かんいすいなのである。
苦難の中にあっても、その心の底に強さを失わないとするのが、
まこと坎為水の心である。

基本は、六十四卦、八卦、爻卦の順に細部を見ていくべきだが、
八卦を言えば、
乾ハ貴(たか)シ売ニ利アリ
坤ハ賎(やす)シ買ニ利アリ
震ハ将ニ上ラントシ
巽ハ将ニ下ラントス
坎ハ下ッテ後上ル
離ハ上テ後下ル
艮ハ売ニ利有リ
兌ハ買ニ利有リ
kingsarmonj
2007年12月12日水曜日
12/12 日中:沢地萃 たくちすい 九四

得卦: 45沢地萃 たくちすい 、変卦: 08水地比 すいちひ へ之(ゆ)く。
上、その数2本: 兌(沢)を配した陰
五、その数6本: 坎(水)を配した陽
四、その数1本: 乾(天)を配した陽○
三、その数3本: 離(火)を配した陰
二、その数2本: 兌(沢)を配した陰
初、その数5本: 巽(風)を配した陰

九四、大吉なり。咎なし。 大吉にして、咎なしとは、位当たらざればなり。

初、二、三、四の順に経過を追っていくと、
風、将に下らんとし、沢ジリ安で買うに利あり、火、上がった後、乾は貴(たか)い。
ここで老陽。

乾坤震巽坎離艮兌之八卦ヲ除キ其他五十六卦皆易位ノ有ル卦ナリ
又三陰三陽ノ卦泰否ヲ除キ其ノ他十八卦ヲ交代ノ卦ナリト知ルベシ
kingsarmonj

12/11 日中:山地剥 さんちはく

立卦(中筮法)得卦: 23山地剥 さんちはく 、
変卦: 21火雷ぜいごう からいぜいこう へ之(ゆ)く。
上、その数6本:坎(水)を配した陽
五、その数2本:兌(沢)を配した陰
四、その数8本:坤(地)を配した陰○
三、その数3本:離(火)を配した陰
二、その数3本:離(火)を配した陰
初、その数8本:坤(地)を配した陰○

11/27,28CME 山地剥(さんちはく) 同様、この卦は下がる義あれど、
相場はその義をとらず。

前場、火を配した上げ。
後場、沢水、水を配した下げを伴うが、反発。
kingsarmonj
2007年12月10日月曜日
12/10の日中:風山漸 ふうさんぜん (初六)

(中筮法)
得卦: 53風山漸 ふうさんぜん 、変卦: 37風火家人 ふうかかじん へ之(ゆ)く。

艮(山)を配した陽
坎(水)を配した陽
兌(沢)を配した陰
坎(水)を配した陽
兌(沢)を配した陰
坤(地)を配した陰○

初六、鴻(かり)、干(みずぎわ)に漸(すす)む。
小子は厲(あや)うし。
言有れども、咎なし。
小子の厲うしとは、義として咎なきなり。
前回は武人で、今回は小子。
進むに順序をもってすれば、咎なきを免れる。
山上の木が着実に伸びていく。
君子はこの卦を見て、賢徳を固く守り、しだいに一国の風俗を善くしていくのである。
相場は、 漸次に安き意あり。卦の意には進み昇る義あるも相場においては上がることなし。
唯漸次に下りて下に止まるものなり。
行き進む卦なので、漸次に上伸。既に高値にある場合には、更に一段の高値を見ることなく、保合い気味の浮動。
漸は既に上騰したところから経過を振り返ってみる卦である。


果して占いのとおりとなった。
kingsarmonj
2007年12月9日日曜日
12/07 日中:巽為風(そんいふう) (初六)

巽為風(そんいふう)
天と雲の下で流動。
入る。臨機応変。変動。煽る。下がる。
上がる場合は、、上っ調子の浮き上がり。
15790円を越えた相場は、上がって、15880円を素通りし、16120円近辺または220円近辺の後、
15850円近辺まで下がるものの、16000円は再度試す動きがある。

初六、進み退く。武人の貞に利(よ)ろし。
    進み退くとは、志疑うなり。武人の貞に利(よ)ろしとは、志治まるなり。
kingsarmonj
2007年12月6日木曜日
12/6 日中:地雷復(六五)

(六五)
相場は、柔徳あるも、之に応じ、又は比する陽がないため、
他の力を借りずに、其の非なることを知れば、自ら己を改めて、善に復(かえ)る。
即ち、中庸の徳をもって、自分で考えて売買するようにとのこと。
kingsarmonj
2007年12月5日水曜日
12/05 日中:火風鼎(九二)

10/29、 12/3と同じ、火風鼎
高値浮動。上げ相場を持続して好況を呈する。

一昨日の12/3の初六から、位をひとつ上げている。

(九二)鼎に実あり。我が仇(初六)病あり。我に即、能(あたわ)ず。吉。

我が仇とは、一昨日の初六のこと。
初六と九二は陰陽で互いに求め合うが、初六は陰だが陽位にあって、「正」ではなく、
九二に応じていない。
だから、互いに悪に陥り、仇となる。
初六には病あり、ついてくることはできず、終わりは咎なし。

同じ、火風鼎でも爻位により、いろいろある。
特徴は、高いが、高ければ反落し、再び上がる。
中途で一応利食いして又押し目を買うというのが最善策。
http://soba64.blogspot.com/search?q=%E7%81%AB%E9%A2%A8%E9%BC%8E
kingsarmonj
2007年12月4日火曜日
12/04 日中:地火明夷(ちかめいい) (上六)

太陽が地中に隠れる。
君子はこの卦を見て、世間に対しては、明徳をつつみ隠し、しかも心の明を失わない。
相場は、 日が地中に入るの象にして安し。然れども、易位すれば晋となりて上がるなり。
安値保合い。好材料でも容易に響かぬ場合が多く、少し上向いても直ぐに下押す傾向あり。
しかし概ねさらに進んでの下値がなく、いずれかといえば、氷漬けにでもしておく気になれば、
時を経て上伸の機を得る占。

(上六)明夷の極。三爻に正応する。始めは勢力を奮い、後には打倒される。
私心・私欲を去り、其の徳を修めれば、山火賁(さんかひ) となり、咎なし。

人に例えれば、殷国の紂王。始めは天に上るが、人君の規則を失い、人の明を傷つける。
天下を毒したため、終わりには身を滅ぼし、国を失い、夕日の地中に没するような象。
kingsarmonj
2007年12月3日月曜日
12/3 日中:火風鼎(初六)

この卦は、2週間前(2007/11/15 )に得た。
2007年10月29日の相場と同じ卦(ただし、このときは、上九)。
(初六)鼎を逆さまして、底にたまったかすを一掃するがよい。
つまり、卦を逆さまに見れば、沢火革であるということである。
旧来の貨幣を一新して、尊貴に従うのである。
鼎は、煮炊きする器。初六は一番下にいるため、鼎の足の象。
上の九四に「応」じているため、上に向かって、逆さまになる。
これが、逆さまに、否(悪いもの)を出してしまうため、かえってよい。
失敗により成功し、卑(ひく)いものから、尊(たか)いものを得て、咎なし。
※「応」ずるとは。
初爻と第四爻、第二爻と第五爻、第三爻と上爻が互いに陰陽の対応関係である場合、「応」じる。
水火既済、火水未済は、それぞれすべて「応」じている。
http://kingsarmonj.googlepages.com/ekimemo.html
kingsarmonj
2007年12月1日土曜日
山雷頤(さんらいい) (六四)

山の下に雷鳴のエネルギーが隠れている。
君子はこの卦を見て、言語を慎み、飲食を節約するのである。
相場は、 雷は上り、山は止む。
又両震相向かうの象にして雷が上がらんとすれば、山が上より之を抑え、
又山が下がらんとすれば雷が下より之を支えるの卦にして小往来高下保合の象となす。
しかし何れに傾くかといえば、上向く方強かる可し。
上げ下げ拮抗。高下繰り返し。
いずれかといえば騰勢強く活気盛んにして、値幅も小と比べれば大きい。

(六四)虎視眈々。下位の賢者を用いんとするゆえに、咎なし。
kingsarmonj

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