相場六十四卦注釈
by kingsarmonj

占いは朝廷・貴族階級を中心に盛んに行われ、その結果を絹布に記録集積し、当たり外れが検討された。
1500年間に当たるもののみを集め、周易の原型が完成すると、知識階級にも普及し、注釈や、解釈するための理論が、次第に哲学へと展開。
知識人たちは、秦帝国の厳酷な思想統制の下でも、易書の注釈という形で自己の思想を表明しようとした。

2007年11月6日火曜日
八卦の確率

毎回示される、六十四卦には、間をあけずに偏りを示す傾向がある。
理論的には、64分の1の確率のはずだが、そのイメージから程遠い。

六十四卦と言わず、八卦をとってみれば、乾(ケン)から坤(コン)で構成される、
八卦の確率は、8分の1であるが、この確率を、実験的に、確実に、再現するには、
どれほどの試行が必要だろうか?

ここで、試行回数の誤差を1/100とし、確実な確率を0.99以上に設定し、
ベルヌーイ定理をもって算出すれば、109375回という答えを得る。

確率論は、偶然的事象の数量的関係の理念的恒常性を、巨視的に規定しようとするにすぎない。
微視的な偶然的可変性に触れることができない。

しかし、偶然の偶然たる所以は、まさに微細における動きに存在する。
確率論は、偶然そのものを計算できない。
偶然性の全貌に対して、何らかの把握を許すものではない。

偶然を偶然として、その本来の面目において問題となし得るのは、哲学をおいてほかにない。

運命は、必然性の尺度に合わせて計算しても、割り切れず、いつも偶然という残数を生ずる。

まさに、人が、ここに存在するという運命の必然性を追求してみれば、
そこには、計算しつくされない必然と偶然の積み重ねがあり、
精子と卵子の統合の結果は、3億分の1の必然、
言い方を変えれば、100%の偶然に作用されている。
kingsarmonj

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