相場六十四卦注釈
by kingsarmonj

占いは朝廷・貴族階級を中心に盛んに行われ、その結果を絹布に記録集積し、当たり外れが検討された。
1500年間に当たるもののみを集め、周易の原型が完成すると、知識階級にも普及し、注釈や、解釈するための理論が、次第に哲学へと展開。
知識人たちは、秦帝国の厳酷な思想統制の下でも、易書の注釈という形で自己の思想を表明しようとした。

2007年11月10日土曜日
11/9,10CME 水沢節 安値小保合 六四 安節亨る

沼沢が水をたたえている。君子はこの卦を見て、生活の規律を定め、徳行の基準を討議する。
相場は、 沢に水あって動かざるの象なり。
然しややもすれば堤の崩れて下がらんとするがごとく持ち耐え得ざる意あり。
故に易位すれば大いに下るなり。
安値保合い。動いても小高下。人気は引き立たないが、これ以上の下落をみることがほとんどない。
停滞不振。底値からの急反発の場合あり。
底値を割って下落する場合あり。

<実際の相場>
沢に水があって動かないが、底値を割れば大きく下がるという卦であり、
果して占いのとおりとなった。
水と沢水は、いずれも下がる性質。水は労し、沢は悦ぶの意味も含まれる。
水は持続的な下げで、沢水はジリジリと下がる。
周の時代に我が身を置き考察するならば、同じ水でも、それが流水(苦労)であるのと、
止水(悦び)であるのと、それが生活に与える影響に甚大な相違が痛切に感じられる。
また、地も山も同じ土であるが、周の時代には、平地と山には大きな違いが想像される。
万物の”情状の模倣”が、八卦となって現れるのであろう。
kingsarmonj

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